こんにちは、shunです。
今回は英語力を大きく伸ばすうえで、非常に効果的な「多読」についてお話しします。
多読と聞くと、拒絶反応を示す人も多いかもしれません。
効果があると聞いて実際にやり始めたが、すぐに挫折した人もいるでしょう。
しかしそれは、単にやり方を間違えているから苦痛に感じるだけかもしれません。
本来多読は、楽しみながら英語力を伸ばす最高の方法なのです。
今回の記事で正しい多読のやり方を習得し、ぐんぐん英語力を高めていきましょう。
英語力の低さは量の不足
日本人で、自分の英語力に自信を持てる人はかなり少ないと思います。
その原因は単に、いままで英語に触れてきた量が圧倒的に少ないからです。
義務教育の中学、高校の6年間で、教科書などで読む英語の量は、約10万語と言われています。
10万語というと、本一冊程度の量しかありません。
たった1冊の本を読んだだけでその言語を習得できると思いますか?
どう考えても無理でしょう。
私たちが難なく日本語を使いこなせるのは、いままでの膨大な蓄積があるからです。
同じように、自在に英語を使いこなすためには、ある程度の量に触れることが必須です。
最初の目標としては100万語をめざしたいところです。
ハリーポッターシリーズを1~7巻まで読めば、100万語に達するそうです。
(ちなみに僕はすべて読みました。)
正しい方法で100万語を読み終える頃には、ストレスが少なくかなりスムーズに読めるようになっているはずです。
多読で気を付けるのはこの2点だけ
1 辞書を引かない
2 分からなくても気にせず読み進める
辞書を引かない
本を読みながらいちいち分からない単語を調べていたら、なかなか前に進めずフラストレーションがたまります。
基本的には辞書は引かず、どうしても気になる単語だけ調べましょう。
「どうしても気になる。」という状況だと、辞書を引いたとき定着する確率が上がるからです。
しかし大抵は分からない単語でも、何度も登場すれば文脈から意味を類推することができるようになります。
母国語ではこのように単語を習得しますし、これこそ本来の語彙習得であるでしょう。
分からなくても気にせず読み進める
分からないところに気を取られると、そこでストップしてしまい、時間も集中力も奪われ挫折の原因になります。
多読では100%理解しようとしてはいけません。
完璧に理解することより、読み進めていくことを優先させましょう。
また読んでいてつまらないな、と感じたら、すぐに読むのをやめて別の本を手に取ることも大切です。
楽しくなければ続けるのは困難ですからね。
自分のレベルに合った本を選ぶ
上記2点を気を付けても、自分のレベルを大きく超えた本を選ぶと挫折してしまいます。
これから多読を始めようという人は、子供向けの絵本から入るのも手でしょう。
平易な英語で書かれており、かつ英文の量自体も少ないです。
なにより絵があるので、文字と視覚を結び付けるのにうってつけです。
少し慣れてきたら、「ラダーシリーズ」をオススメします。
英語学習者向けに5段階にレベル分けされており、タイトルも豊富なので、あなたが興味のある分野の本を見つけられるでしょう。
100ページ以下の薄めの本が多いので、あまり抵抗なく読み始められるでしょう。
それにも慣れたら、実際にネイティブが読むことを想定されて書かれた、ペーパーバックなどにチャレンジしましょう。
ここでも最初は自分が興味のある分野で、薄めの本から読み始めましょう。
この段階まで来るとかなりスムーズに読めるようになっているはずなので、楽しくなってどんどん読書量が増え、語彙の定着も進んでいきます。
そうなるともっと読みたくなり、プラスのサイクルに入っていきます。
おわりに
はじめに述べた通り、英語力が低い原因は量の不足です。
自分の興味のある分野の本を選べば、あまり頑張っている感覚がなく、楽しみながら量を確保することができます。
実際のところ外国語学習は正しくやれば、母国語より速く習得できるものです。
細かいことは気にせず、自分の好きな本を楽しんで読んでいれば、どんどん英語力は上がっていくでしょう!
ありがとうございました。