こんにちは、shunです。
今回は英単語暗記法です。(もちろんほかの言語にも使えます。)
みなさんはどのように単語を覚えていますか?
なかなか語彙力が増えないのは、非効率的な覚え方をしているからかもしれません。
僕は過去、約1年間で一気に10000単語を覚えました。
その後も単語数を増やし、今ではおそらく15000語以上は知っていると思います。
2019年2月に英検1級の1次試験に合格した時も、最初の語彙問題は25問中23問正解だったので、自分でもなかなかの語彙を知っているなーと思います(笑)
知っている単語数が増えれば増えるほど、キャッチできる情報量が増えますし、文章を読むスピードがグングン上がります。
今日は短期集中でたくさんの語彙をゲットする方法をシェアします!
僕のケース
1年で10000単語を覚えた
僕は2014年10月に英語学習を開始し、2015年にかけて10000単語以上を習得しました。
学習開始時の僕の英語力は、英検3級(中学校卒業レベル)の問題が半分くらいしか理解できないレベルでした。
僕は学生時代にずっと勉強をサボってきましたし、記憶力が良いわけでもありません。
それに週5で働いていたので、すごく時間があるわけでもなかったです。
それでも、10000単語を覚えられましたし、1000単語以上覚えた月もあります。
ちなみに僕は自作の単語帳を作っていましたが、この方法は全くお勧めできません。
作るだけで異常なほど時間がかかるからです。
無駄なことをしましたが、ぼろぼろになるほど使い倒し、僕にとっては思い出深いものなので今でも保管してあります。
ちなみにこの単語帳は4冊のノートで構成され、なんと約13000単語収録してあり、すべて手書きです!
今考えると、当時の自分は頭がおかしい(笑)
もしこの単語帳を作らず、覚えることだけに集中していたら、下手すると6ヵ月で10000単語覚えられていたかもしれません。
みなさんはこんなことをして時間を無駄にしないように!(言われなくてもしないと思いますが)
RPGのレベル上げ感覚で単語を増やす
僕がなぜあんな単語帳を作り単語学習を続けられたかというと、明確な目標を持っていたこともありますが、単純に単語数を増やすことを楽しんでいたからです。
僕の中では単語数の増加が、まるでRPGで経験値を稼ぎレベルアップしていくような感覚だったのです。
こういう風に考えられると、楽しくなって続けやすくなります。
嫌々やるのでは、なかなか覚えられませんからね。
具体的な覚え方
それでは具体的にどうやって覚えればいいのかをお話ししていきます。
大切なのは以下の7つ。
・ 見た回数がすべて
・ 正しい発音で、必ず声に出す
・ まずは1単語につき1つの意味だけ
・ 発音→意味の順で
・ 間隔を空けて何度も見る
・ 書かない
・ 1日にできるだけ多くの単語を見る
見た回数がすべて
単語を覚えられるかどうかは、「見た回数がすべて」と断言できます。
見れば見るほど覚えられますし、逆に言うと覚えられないのは見る回数が足りないということです。
単語帳と文章中など、複数の異なる場所で見るとより記憶に残りやすくなります。
私たちが日本語、特に複雑で数の多い漢字を忘れないのは、何十年にもわたって見続けるから、というシンプルな理由です。
単語も同じです。
正しい発音で、必ず声に出す
英語学習の基礎において、かなり重要なのが正しい発音の習得です。
とはいえ大人になってから学習を始めた人は、よほど良い耳の持ち主でない限り、ネイティブと同等の発音を身につけることは難しいでしょう。
ネイティブ並の発音を習得する必要はありませんが、ある程度発音を近づけないと聞き取ってもらえず、せっかく覚えた単語をフル活用できません。
正しい発音を身につける上で大切なことは、
・ CDなどでネイティブの音声を聴く
・ 英語の母音、子音をすべて把握する
・ 発音記号を読めるようにする
この3つです。
CDを聴きながら、後に続いて実際に声に出すのが効果的です。
僕は実際にそうしていました。
僕が発音習得に使った教材はこちら。
これ一冊で、英語の母音、子音をすべて把握でき、発音記号も読めるようになります。
発音に関してはこの一冊しかやっていませんが、よく発音がきれいですねと褒めてもらえるので、これさえきっちりやればある程度の発音を身につけられると思います。
そのあとにこの単語耳シリーズで語彙力強化しました。
これはCDにネイティブがひたすら単語を読んでいく音声が入っており、それにつづいて発音しながら単語学習をしていきます。
最初はついていくのが大変ですが、慣れたら遅く感じます。
僕は最後には2倍速にしてトレーニングしていました。
声を出すことで、ただ見ているだけより多くの感覚器官を巻き込めます。
多くの感覚器官を動員すればするほど覚えやすくなります。
まずは1単語につき1つの意味だけ
多くの単語帳には、1つの単語に付き2つ以上の意味が載っており、ものによっては例文や対義語、類義語まで載っています。
それらを同時に覚えようとすると、膨大な労力と時間がかかったあげく、結局ほとんど身についていないなんてことになりかねません。
1つに絞る重要性に関しては、こちらの記事でも詳しくお話ししていますので是非ご覧ください。
とにかくはじめは「1単語につき1つの意味だけ」の原則を守りましょう。
結果的に短時間で多くの語彙を習得し、2つ目以降の意味を覚える時間が確保できます。
発音→意味の順で
同時にいくつかのことを覚えようとするのは絶対厳禁です!
ひとつひとつやっていったほうが、結果的に短時間で済みます。
僕の場合はまず単語の音を覚えるところからスタートします。
CDや電子辞書の音声を聴き、発音記号をチェックして10回くらい声に出して読みます。
単語の文字と、音を一致させていく感じで。
ある程度発音が身に付いたら、ようやく意味を確認します。
もちろん最も主要な1つの意味だけです。
間隔を空けて何度も見る
新しい単語は学習をしたら、間隔を空けて何度も見る必要があります。
もちろん一発で覚えられる単語もあるのですが、ほとんどは一日で覚えられません。
一日で覚えようとするのは、できないことに対して自己否定することにつながるのでやめましょう。
僕の場合夜に暗記することが多かったので、一通りやったら寝て、翌朝起きてすぐに復習していました。
夜に暗記していたのは、寝ている間に記憶が整理されるためです。
みなさんにも僕と同じスタイルで暗記することをオススメします!
その後は数日おきに復習し、次第に間隔を広げていく感じです。
この章の冒頭でもお話ししましたが、単語習得は「見た回数がすべて」です。
書かない
中学レベルの基礎英単語を除き、多くの人にとってスペルを書けるようになる必要はありません。
なにより書くことは膨大な時間を要します。
単語は書かないと覚えられない、というのは学校教育により作り上げられた幻想です。
僕は学習初期の頃こそ書いていましたが、途中から全く書かなくなりました。
英語を理解し、話せるようになる。というのが多くの英語学習者の目標だと思いますが、その場合はスペリングできる必要は全くありません。
書かずに学習するメリットに関しては、こちらの記事も参考にしてください!
1日にできるだけ多くの単語を見る
1ヵ月に1000単語など、短期間で多くの単語を習得したいなら、1日に見る単語数をできるだけ増やす必要があります。
僕は多いときで1日100単語くらいの新しい単語を学習していました。
(すでに何度か見ている単語に関しては、1日2000単語くらい復習で見ることもありました。)
もちろん1回目で全て覚えられるわけはありません。
1日目は半分覚えられたら御の字です。
その後何度も何度も復習するので、そこで完全に覚えようとしてはいけません。
完全に覚えこもうとすると、1つの単語にかける時間が長くなり、なかなか進まずモチベーションの低下につながります。
僕の意識としては、単語を「読み物のように眺める」イメージです。
1単語1秒くらいのペースで、素早く、何度も見ることが大切です。
すでに述べましたが、声を出せるときはできるだけ声を出しましょう。
1日に20単語ずつなどチョロチョロやるのではなく、ひとつひとつに長時間かける必要はないので1日に大量に見る、そしてそれを繰り返すことで、1か月1000単語は達成可能です!
おわりに
今日ご紹介した方法は特に目新しい方法ではありません。
結局単語学習は、地道な作業の繰り返しです。
ショートカットはありません。
それをいかに楽しんでできるかが、続くか続かないかを分けるでしょう。
しかし人間の脳というのは、あなたが思っている以上にたくさんのことを記憶できます。
「自分にはこれくらいしか無理だろう」と制限をかけてしまうと本当にそうなってしまいます。
そんな思い込みは捨てましょう。もったいないです。
1か月1000単語くらい、正しい方法で行えば誰でも覚えられます。
単語数が増えれば増えるほど、英語がよりカラフルに、鮮やかなものに感じられるでしょう!