こんにちは、shunです。
あなたは感情のコントロールが得意なほうでしょうか?
僕は20年以上、完全に感情に支配されて生きてきたと思います。
「これは性格だから仕方ない」と思ったこともありましたが、やはり感情にとらわれているだけでは苦しい人生になってしまいます。
ですが、感情コントロール力は今からでも十分に鍛えられます。
それもあなたが思っているより簡単にです。
僕はいくつかの知恵を得て実践し、今ではかなり感情のコントロールができるようになりました。
感情コントロールがうまくなると、仕事や人間関係がどんどんスムーズに進むようになります。
今日は感情をコントロールし、常に冷静な判断を下し、人生を思い通りの方向へ進める方法をお伝えします。
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無駄な感情などない
日々生活していると、様々な感情を抱くと思います。
楽しい、安心、心地よい、ワクワク感などのポジティブな感情。
怒り、絶望、苦痛、不安などのネガティブな感情。
ほかにもいろんな感情があると思いますが、どれひとつとっても無駄な感情などありません。
ポジティブな感情を抱いているときは、安心感や幸せを感じられて、心から「今」を楽しめている証拠でしょう。
ネガティブな感情を抱いているときは、つらいことのほうが多いでしょう。
ですがネガティブな感情は、あなたの進んでいる道が間違っているという警告のサインなのです。
潜在意識は、あなたが本当に進みたい道を知っています。
あなたが顕在意識上で気付いていなくてもです。
もしネガティブな感情を感じたら、自分の考え方や行動が本来の軌道からズレていることを知らせてくれているんだ、と考えましょう。
ネガティブになったとき、やっていたことを止めて違うことをすると、スッと気分が軽くなったことはありませんか?
逆に頭でいろいろ考えてネガティブな感情を無視して行動し続けると、もっと大きなネガティブが降りかかってきます。
感情は否定すればするほど大きくなる性質もあります。
ネガティブな感情はあなたの敵ではなく、あなたの人生をより良くするための手助けをしてくれているのです。
このように、すべての感情には意味があると受け入れることが、感情コントロールへの第一歩です。
前頭前野を働かせる
前頭前野とは、人間の脳の中でも最も新しく発達した部位で、知性や理性を司っています。
感情が生まれるのは、それよりも原始的な扁桃体(へんとうたい)と呼ばれる部位です。
前頭前野と、扁桃体や海馬を含む大脳辺縁系は、どちらか必ず優位になります。
前頭前野を優位に立たせなければ、感情に支配され本能的な行動をとってしまいます。
前頭前野を優位にさせるには、「意味のある言葉」を与えてあげることが大切です。
たとえば恋人に振られて落ち込んでも、「相手との関係の中で、ここは成長できたから次につながる。」とか、「もっと良い相手と出会えるかもしれないし。」などと出来事に対して言葉で意味付けしていきます。
もちろんすぐにそう思えないかもしれませんが、それで良いです。
もしここで「なんで振られたんだろう。」とか、「もうおしまいだ。」などと考えると、どんどんネガティブな感情に支配されていきます。
その状況から一歩引いて、言葉によって意味付けしていくことで、だんだん前頭前野優位になり感情に支配されることがなくなっていきます。
「なぜ」ではなく「どうすれば」を考える
先ほどの章では言葉によって前頭前野を優位に立たせ、ネガティブな感情を和らげることが大切だとお話ししました。
ですがその言葉の使い方にも注意点があります。
「なぜ」という質問を癖にしてはいけないということです。
たとえば思うように仕事が進まず、上司に口うるさく注意されたとします。
そこで「なんで自分はこんなに仕事が遅いんだ。」とか、「あの上司はなんで自分のことを分かってくれないんだ。」などと考えると、脳はその理由探しを始めます。
あなたが意識していようがいまいが、ずっと探し続けます。
やがてサーチエンジンのように、その検索結果が返ってきます。
「年のせいか体力が落ちて疲れやすくなってる。仕事に情熱もないし、ただただ惰性でお金のためだけにやってるからかな。なんでこんな仕事を選んだんだろう。」
「あの上司は共感力がないんだ。なんであんな奴が上司なんだ。本当についてない。」
といった具合に。
検索結果にも「なぜ」が入っています。
こういう思考をする人は「なぜ」が癖になってしまっているのです。
「なぜ」を使うとマイナス面にばかり目が行き、自分がいかに恵まれていないかを再確認し、惨めな気分を増幅するだけです。
しかしこの「なぜ」を「どうすれば」に変えるだけで、劇的に状況は好転します。
先ほどと同じ状況なら、「どうすればもっと効率的に仕事を進められるかな。」、「どうすれば上司とよりよい関係を築けるかな。」という具合に質問を変えてみます。
そうすると、「自分の苦手なことは、それが得意な人にお願いしてみよう。」とか、「上司もいろいろストレスを抱えているのかもしれない。少しは彼の気持ちも考えてみよう。」というように検索結果が変わります。
「どうすれば」を使うと、今後具体的に取るべき行動が検索結果として返ってきます。
このわずかな言葉の違いで、性格だけでなく将来の結果も大きく変わることになるでしょう。
おわりに
感情をコントロールできる=感情を感じない、ということではありません。
どんなに感情をコントロールできる人、たとえば修行僧でも時に激しい怒りを感じることはあるようです。
僕もまだまだイラっとすることがありますし、もっと修行が必要です。
しかしそこで感情に支配されてしまうか、それとも感情を支配するかによって人生は大きく変わります。
脳は言葉を変えるだけで、簡単に働き方が変化します。
今回ご紹介した方法を用いて感情コントロールが上手くなれば、仕事、人間関係など人生のあらゆる面がイージーモード化し、楽により大きな結果を手にすることができるでしょう!
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